アニマルコラム:自分のキョリ感

自分(と相手)の保ちたい間合いとか距離ってありませんか。

 

 

たとえば

 

目の前にいきなりグズグリーが現れたらどうですか?

 

目の前といっても5mくらい離れています。

 

それでももっと離れたくなりませんか?

 

ましてやその距離1mだったら?

 

グズグリーでなくてもいいです。ライオンでも鹿でもサイでもドーベルマンでもイノシシでも。

 

では、ウサギやきつね、カピバラなら?

 

動物だけでなく、身体の大きいお相撲さんやラガーマン、両親や仲良しの友達は?

今朝すれ違った人や高校で同じクラスだけどあまり話したことのないクラスメイトは?

大好きな人や大切な人だったら?

 

どうでしょうか。対象の生き物や人物、それに対して抱いている気持ちや印象によって保ちたい ❝距離感❞ って違ってきませんか?

 

 

何が言いたいのかというと、

 

山に入って熊や猪、鹿に攻撃を受けたとしたら人間は

 

「動物に『襲われた』」というわけです。

 

僕は本当にそうなのかなって思うわけです。

 

自分の入ってきてほしくない距離に入られたからそれを保とうとしただけ、守ろうとしただけなのではないかなーと。その距離がその動物にとって安全圏を保っていれば攻撃なんてしてこないのではないかと。もちろん捕食関係の対象となれば距離の取り合い(捕まえる方と逃げる方)になりますが。

 

人間はその許せる、安心できる間合いが大きくないといけないから銃をもったり、武器をもつのかもしれません。どうぶつが武器を使って襲ってきたというのは聞いたことがありません。

 

山や自然が人間のものだという考え方やその行動が既に動物たちのとの距離感、間合いを崩しているように感じます。

 

だから山をおりて畑にやってきた動物を“害獣扱い”してしまう。

 

おりてきたのならこちらが距離をとってあげるくらいでないとバランスがとれないくらいになっているのかもしれません。

 

彼らは夜のうちに畑にエサを食べにきたりして人間に見つからないように時間というもので距離を保っていた。しかし人間はそれを許せず捕まえて倒そうとする。

 

また人間が距離を保たないから彼らは昼間でも現れるようになった。

 

これが絶対的だとはいいません。こんな側面もあるかもしれないなというところをちょっと感じてみてもらえたらな とおもいます。

 

ひとりの人が大きく変わるより、多くの人がちょっぴり変わる方が大きな流れができるとおもいます。

 

以上

 

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